免許更新に行ってきました
免許更新に行ってきました。
そこで、色々と考えたことがあったので、記録しておこうと思います。
まず、センターに入ると、入り口すぐに免許を手渡して申請用紙を発行してもらうカウンターがありました。
そこから横へ横へとカウンターに表示されている番号を辿っていけば、更新に必要な手続きがすべて完了するように配置されていました。
よく分からなくてもとりあえず顔を上げて番号を追っていったら無駄な動きがなく手続きできるので、素晴らしいと思いました。
そこから、写真を撮って2階に上がり、講習の部屋に案内されました。
手元の紙と同じ番号が振ってある座席に案内され、ここでもしっかり構造化されているなぁと思いました。
そして、2時間の講習が始まりました。
まず、携帯使用禁止がアナウンスされました。
私は普段仕事の研修などでは、常にPCか携帯を手元に出していて、話のなかで気になることがあればその場で調べながら聞く習慣があるので、残念でした。
それから、講師の方が最新の県内の事故の状況であったり、法律の改正などのことについて講習してくださりました。
ここで衝撃だったことが2つありました。
まず、1点目は、かなり広い部屋(多分100人ぐらいは収容できる部屋)なのに、マイクなしでお話されたことです。
しかも、感染防止の観点から、マスクをした状態でないとお話しできないとおっしゃっていました(ご本人は外したいんだけど...とおっしゃっていました)。
私は一番後ろの席で、出入り口に近かったので、本来聞かなきゃいけないお話よりも、廊下や隣の部屋の講師の声のほうが大きく聞こえてしまって、自分が聞くべき声に注意を向けるのに相当な努力を要しました。
もう一つの衝撃は、講話中にパワーポイントやcanvaなどのスライドを使うのではなく、A4の用紙に印刷した資料を実物投影機で投影しながらの講習だったということです。
内容がわかれば、スライドだろうと実物だろうと変わらないと思うのですが、おそらく10.5ポイントほどで記された表は、「ここを見てください」と言われても全く見えませんでした(泣)。
同じ資料が配られたらよかったのになぁと思いました。
そんなわけで、私は2時間、耳を澄まして目を凝らしたのですが、大事なところはあまり聞こえず見えずで、携帯で調べることもできないので、ただただ、耐えていました。
「この講習は、この苦しい2時間を過ごしてもらうことで、次は絶対にもう違反しないぞという決意を新たにさせるためのものなのか?」
「いやいや、ゴールは今ここにいる全員がもう違反や事故を起こさないっていうことなはず」
「だとしたら、2時間という時間で拘束するより、eラーニングか何かで重要な箇所を説明して、クイズを解いて、合格したら更新できますという仕組みの方が、参加者の利益にもつながるし、長期的には経費加減できそうだし、理にかなってないか?」
などとぐるぐる考えていました。
こういうところにも、心理学は貢献できるのではないかなぁと思った次第です。