ストレスのこと

最近は、寒いし、出歩けないし、何かと忙しいしで、「あ~ストレスたまるな~」と感じることが多いです。

 

今日は、ストレスのことについて、少し書こうと思います。

 

「ストレス」という言葉は、身近なものになっていますが、

心理学では、「ストレッサー」、「ストレス反応」、「コーピング」と分けて考えます。

 

ストレッサーとは、ストレスを感じるきっかけとなる刺激のことです。

 締め切りが近いとか、寒さとか、誰かからいやなことを言われた出来事などがストレッサーにあたります。

 

 

ストレス反応とは、ストレッサーを受けて生じる、さまざまな反応のことです。

 大きく4つに分かれます。

①感情(例:不安、焦り、イライラ等)

②考え(例:失敗したらどうしよう、何をやっても駄目だ等)

③行動(例:暴飲暴食、物に当たる等)

④身体反応(例:冷や汗をかく、腹痛、肩こり、吐き気等)

 

 

コーピングとは、ストレス反応に対処するための行動のことです。いわゆるストレス発散法[対処法]のことです。

大きく、「問題焦点型コーピング」と「情動焦点型コーピング」に分かれます。

①問題焦点型コーピングは、ストレッサーそのものを何とかしようとするものです。

締め切りに追われていることがストレッサーなら、とにかく仕事をすることがこれに当たります。

②情動焦点型コーピングは、不快な感情への対処行動のことで、いわゆる「気晴らし」「ストレス解消」です。

好きなことをする、好きな人と会う、他のことを考える、寝る、みたいな。

 

ただ、この対処は、問題そのものを解決するものではないので、問題焦点型コーピングとバランスをとっていくことが大事だと言われています。

そして、コーピングはたくさんあればあるほど、生活を楽にしてくれます。

 

私の場合のコーピングは、やらなければいけないことに関しては、とにかくやること、

情動焦点型なら、海を見に行く、ライブに行く、おいしいごはん・甘いものを食べに行く、買い物に行く、植物を見に行く、映画を観る…など、このご時世なかなか難しいものばかりです。

インドア派のみなさま、「これいいよ!」ってものがあれば、ぜひとも教えてください。

 

ちなみに、ストレスは0であればよいというわけではなく、むしろ、適度なストレスがあることで、記憶を司る部位の働きが活性化すると言われています。

 

何事も、ほどほどと、付き合い方が大事ですね…。